TEAM
参加チーム
名前(ふりがな):高田琥太郎 (たかだ こたろう)
年齢:8歳(入団時)
背番号:49 (選べるなかで1番大きい数字だったからです。)
活動期間・回数:2019年7月14日 〜 2019年12月8日 (練習・試合活動 合計12回)
高田琥太郎は、小児がん「悪性リンパ腫」で入院治療中、湘南ベルマーレフットサルクラブに所属する久光重貴選手が病院内で実施するフットサルイベントに参加し、その活動をきっかけにサッカーに興味を持ち、今回の入団事業に応募しました。病気発症前は何度か湘南ベルマーレの試合を応援しており、好きなポジションがゴールキーパーで、キングベルが好きです。2019年3月末に8ヵ月間の長期の入院治療を終え、退院後も継続的な治療・通院が必要のため、チームの一員の活動を通して心理面・社会面の支援をしています。
■ 活動場所 :
- 【練習】馬入ふれあい公園サッカー場 (神奈川県平塚市中堂246-1)
- 【練習】湘南ベルマーレクラブハウス(神奈川県平塚市中堂18-8)
- 【試合】Shonan BMW スタジアム平塚(神奈川県平塚市大原1-1)
7月14日(日)にShonan BMW スタジアム平塚にて入団記者会見が開催され、Jリーグクラブ「湘南ベルマーレ」に悪性リンパ腫で長期療養中の男児、高田琥太郎(たかだこたろう)くんがチームの一員として入団しました。
当日は入団する高田琥太郎くんをはじめ、湘南ベルマーレ水谷代表取締役、高田琥太郎くんと湘南ベルマーレを繋いでくださった湘南ベルマーレフットサルクラブ久光重貴選手、Being ALIVE Japan理事長北野華子が登壇致しました。水谷代表取締役と高田琥太郎くんが契約書にサインをして、その後、ユニフォームの贈呈と写真撮影を行いました。
高田琥太郎くんは入団会見で自己紹介をし、チームに入っての目標を「コーチや選手のみんなの名前を覚えること」と掲げました。またチームに入って楽しみなことは「選手に会えることとキーパーが好きだからキーパーの練習をできること。」と話しました。
練習参加では、琥太郎くんの最初の活動は、スタッフと一緒に選手やチームスタッフに元気よく挨拶をすることでした。また練習試合等では、マネージャーと一緒に選手のドリンク作りやカラーコーンを置いたりするサポートをしました。また練習前には、自分ができる範囲で選手たちと一緒に走ったり、準備運動も参加し、練習後には声かけてくれた選手と一緒にサッカーの交流もしました。
初練習では、「緊張したけど、自分の言葉で挨拶ができた」と話しており、2回目以降の活動でも大きな声で挨拶をすることで、チームメイツやチームスタッフ、サポーターとの距離を縮めていきました。
練習参加に関する活動記事
8月17日(土曜)サガン鳥栖戦で、湘南ベルマーレに入団した高田琥太郎(以下、コタ選手)くんのサポーターへのお披露目が行われました。
コタ選手は、サポーターの皆様の「琥太郎!」という大きなコールで、堂々と入場し、ピッチに初めてたちました。そして大きな声で自分の考えた自己紹介と挨拶を行いました。
「背番号49番、高田琥太郎です。8歳です。好きなポジションはゴールキーパーです。頑張りたいことは、選手や監督ともっと仲良くなることです。やってみたいことは、勝利のダンスを選手と一緒に踊ってみたいです。」
挨拶を行なった直後、会場ではサポーターの皆様から琥太郎くんにコールをしてくださり、それを琥太郎くんもみて少し照れながらも、コールに合わせて手を叩きながら嬉しそうな表情を見せてくれました。
またレフェリーキッズの大役もありました。その日の試合で使用するボールを取り、レフェリーに渡す大事なお仕事です。本番ではレフェリーと並び、先頭かつセンターで列を先導し、ボールを取り、しっかりレフェリーにボールを渡しました。
試合に関する活動記事
活動の後半では、サポーターと一緒にチームの勝利に向けてサポートする活動も多く取り組みました。
ゴール裏でサポーターの方々と一緒にチームを応援する活動や、長期療養中のこどもたちのbyチーム入団事業「TEAMMATES」を応援することを目的としたチャリティ企画も行いました。応援企画の一環として、制作された「コタTシャツ」の限定100枚の販売、及び選手やチームスタッフ、サポーター、入団したコタ本人とご家族のご協力のもと、募金活動や活動レポートの配布、フラッグへの寄せ書き等、様々な応援企画を実施しました。
約半年間のチーム活動を終えたコタの修了式を12月8日にレンブラントホテル厚木にて選手、チームスタッフ、そしてファンの皆様に囲まれながら、温かい雰囲気の中開催されました。
コタは入団式で「選手の名前を全員覚えること」を目標の一つとして掲げました。その成果を修了式で確かめるため、チームがクイズ形式で11名の選手をランダムに選び、コタが写真を見て答えるというチャレンジを行いました!修了式が始まる前に「完璧に覚えた!」と話してくれていた通り、少し緊張もありすぐに名前が出てこなかった選手もいましたが古林選手にヒントをもらいながら11名全ての選手のフルネームを言うことができました!
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