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REPORT
7月25日(日曜)に、女子フットサルの全国リーグ『日本女子フットサルリーグ』に参戦しているバルドラール浦安ラス・ボニータス所属の臼杵深徳(うすき みのり)選手とともに、スイーツを通じて長期療養児とご家族の支援を協動で実施致しました。
「長期療養児とアスリートが交流できるオンライン事業」はみてね基金の助成をいただき、活動を実現しております。
今回のおやつのテーマはプリンでした。参加したこどもたちにはプリンの材料を事前に準備してもらっていました。元パティシエのキャリアを持つ臼杵選手がこの時ばかりは臼杵先生となってプリン作りをわかりやすい言葉で説明、適宜こどもたちの質問に答えながら実演してプリン作りをリードして頂きました。
カラメル作りから始める本格的なプリンは「混ぜる」「冷やす」といった簡単な工程から「煮詰める」「蒸す」といった火を使った工程もあり、ご家族のサポートを受けながら進めるおやつ作りは家族交流の一面もあります。
プリンを蒸している間は臼杵選手とのゲームの時間。今回はオンラインでも楽しめる上に想像力を育む「絵しりとりゲーム」をみんなで取り組みました。
シンプルなルールながら言葉を用いずに絵だけで繋げていくしりとりは、楽しみながら「想像」「伝達」というスキルを非言語の絵を通じて学べる貴重な時間でした。
たった1時間余りの時間ながら、おやつ作りとゲームを通じてすっかりリラックスしたこどもたちから臼杵選手への質問タイムも設けました。
Q. 今やっている競技はどんな競技ですか?
「フットサルって言って、サッカーみたいなんだけど体育館の中でやるの。5人チームでにボールを蹴るんだけど体育館だから雨でもできるんだよ。」
Q. 得意なお菓子は何ですか?
「ショートケーキ作るのは好きだよ。生クリームをまわりに塗って、いちご載せて。みんなも誰かの誕生日に作れるように今度一緒に作りたいね!」
Q. 大きくなったらパティシエになりたいんですけど、どうしたらなれますか?
「ずっとお菓子が好きだったらパティシエになれるよ、うれしいな!
私はお菓子を作る学校に行ってたんだよ。」
臼杵選手からこどもたちへも質問をして頂き、「みんなが好きなスポーツ」「みんなが好きなお菓子」などの話題へと発展し、双方向でのコミュニケーションを図って頂きました。
こどもたちも自分たちの得意なことや大好きなスポーツの話を披露して、臼杵選手からも是非今度一緒にやりたいというコメントを頂きました。
オンラインに終わらない今後のオフラインへの可能性を感じさせる時間となりました。
最後には、臼杵選手からこどもたちに向けてのメッセージを頂きました。
「みんなと初めてオンラインでお会いしてすごく緊張してたんだけど、みんなすごく優しくしてくれて楽しかったよ!プリンを食べた感想をまた聞かせてくれたら嬉しいな!今度は一緒に会ってお話したいなと思ってるので、それまで手洗いとうがいをちゃんとして、体に気を付けてね!」
パティシエというスポーツとは全く違うバックグランドを持つ臼杵選手との協働で今回の企画が実現致しました。臼杵選手にはこの場をお借りしまして改めて御礼申し上げます。
おやつ作りは自宅で過ごすこどもたちにとって唯一無二の時間です。オンラインを通じてその時間をこどもたち同士、こどもたちと選手で共有することは楽しみながら新しい経験に作るきっかけにも繋がると考えております。
新型コロナウィルスの影響によるリアルな経験共有が限られる中でも、今後もオンラインを取り入れながらスポーツ選手との交流ができる機会を創出してまいります。