Information
インフォメーション
REPORT
4月6日(日曜)に当団体が企画・運営する「TEAMMATES」事業を通じて、湘南ベルマーレに長期療養中の小学3年生、玉木結人(たまきゆうと)くんが入団しました。湘南ベルマーレとのTEAMMATES事業は、オフィシャルクラブパートナーのUSHIWAKAMARU様のご協賛をいただき、企画・運営をしています。
湘南ベルマーレには、2019年から当事業に取り組んでいただいており、今シーズンで6人目のTEAMMATESの受け入れとなります。この日、玉木結人くんの入団会見がレモンガスタジアム平塚にて行われました。
小児がんの一つでT細胞リンパ腫で長期療養中の結人くんは、発症前はサッカーが大好きで地元のサッカーチームでサッカーに取り組んでいました。もう一度サッカーを楽しみたいという思いで、この活動に参加してくれました。
桜は満開とはいうものの、時より冷たい風が吹き、雨が降る中ではありましたが、結人くんはご家族と一緒に元気にスタジアムに到着し、早速会見のリハーサルに臨みました。湘南ベルマーレのTEAMMATES事業担当である島村毅さんに暖かく迎えていただき、チームスタッフと団体スタッフとともに会見の手順を確認していきます。少し緊張はあるとはいうものの、わくわくした気持ちが伝わってきます。会見本番前に、グラウンド前まで見学に行った時には大粒の雨が降っていましたが、今日の試合は「2-1」で勝つよ!と楽しそうに試合の勝敗予想までしてくれた結人くん!いよいよ本番に臨みます。
会見では、入団契約書に署名し、坂本紘司代表取締役社長より背番号34番のユニフォームが贈呈されました。坂本紘司社長からは「結人選手の存在がチームに力を与えてくれると思うし、ぜひ叱咤激励して欲しいです」と声をかけていただきました。
会見では、代表質問として34番の背番号をつけた理由を聞かれ、「出席番号だったから!」とのこと、メディアの方々や会見に参加していた人たちからは思わず笑みがこぼれました。選手としての目標は、リフティングが100回できることで、元気で楽しいチームメイトになりたいと、しっかりした口調でやり取りがすすみました。その後、昨シーズンまで入団していた長谷川惺南(はせがわせな)くんからも「チームのみんなは優しいし、いろいろな体験ができるから、楽しんでください!」と激励のメッセージもありました。そして、3人で記念撮影です。
試合が始まる頃に雨が上がり、結人くんはご家族と一緒に前半の試合観戦を楽しみました。そして、結人くんがハーフタイムでの挨拶のために待機している頃には、チームのスタッフとも試合の様子などで会話もはずんでいる様子で、あっという間にチームの一員になったような雰囲気でした。そして、いよいよハーフタイムです。YUTOと名前が入った、34番背番号の湘南ベルマーレユニフォームで登場し、リハーサルの成果もあってか「玉木結人です。小学3年生です、よろしくお願いします! 」としっかりと挨拶できました。するとスタンドの大勢のサポーターから「結人、ゆうと」というコールがあがりました。
湘南ベルマーレとのTEAMMATES事業がこのように毎年続くことで、入団するチームメイトが増えるだけでなく、選手、チームスタッフ、サポーターと仲間がどんどん増えていくことは、本当に嬉しいことです。
長期療養中のこどもが「青春」の時を楽しく過ごし、よい思い出や仲間を作ることで、学校や日常の生活に元気にもどっていくという一つの過程になると信じています。
そして、なんとこの日の試合は、結人くんの予想通りに2対1で湘南ベルマーレが勝利!幸先のよいスタートとなりました。
今後、玉木結人選手は12月まで、チームの一員として、練習などに参加し活動していく予定です。皆様、玉木結人選手の湘南ベルマーレでの活躍をぜひ応援ください!
Being ALIVE Japanでは引き続き、スポーツを通じて長期療養中のこどもに最高のこども時代「青春」を実現する仲間、TEAMをつくる活動に取り組んでまいります。