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Jリーグクラブ「湘南ベルマーレ」に新たなTEAMMATESとして、小学校5年生の小野楓(おのかえで)くんが入団しました。小野楓くんは、昨年8月に小児脳腫瘍を発症し、現在も長期治療を続けています。
入団会見では緊張しつつも、堂々と大きな声で話せていました。
楓選手は算数が好きで、選べる番号の中で最も大きい素数「47」番を背番号に選びました。これからチームの皆さんと練習することが楽しみであり、チーム在籍中にリフティングを左右交互に20回ずつできるようになりたい、と目標を語りました。また、「元気に活動できるチームメイトになりたい」とも話していました。
今回、卒団生の橋本琉くんと高田琥太郎くんも応援に駆けつけ、入団する楓選手にメッセージを送りました。
楓くん、こんにちは。ベルマーレ入団、おめでとうございます。ベルマーレ選手、スタッフの人たちは、とってもやさしい人たちばかりなので、たくさん楽しい経験ができると思います。試合にも勝って、病気にも勝っていきましょう。
楓くんへ、入団おめでとうございます。入団すると楽しいことがたくさんあると思います。僕と同じ5年生です。できること、できないことに捉われず、いろんなことにトライしてください。今後の活躍に期待がいっぱいです。長いようで短いですが、活動を楽しんで下さい。
会見後は、スタジアムでサポーターの皆様に挨拶をしました。
湘南ベルマーレのチームスタッフ島村毅さんが楓選手の側でサポートしていただいたこともあり、初めての挨拶も大きな声で自己紹介できました。またオフィシャルカメラ前でポーズをとるのは初めてでしたが、プロ選手のように撮影することができました。活動後、楓選手は緊張しながらも精一杯入団会見や挨拶を行うことができて、少し自信がついた様子でした。
楓くんは、病気になる前はリフティングが150回もできるくらい、サッカーを一生懸命取り組んでいました。今回の入団が決まってから、楓くんは普段の生活でも体力づくりを始めて、以前よりも学校での活動にも積極的な参加をするようになったとご家族が話していました。
会見でご家族は「病気でできなくなってしまったこともあるけど、活動を通じてできることの可能性を広げてあげたい、一緒にサポートしてもらいたい」と想いを話していました。サッカーを通じて、もう一度楓くんの可能性を増やせる活動になるよう、スタッフ一同取り組んで参ります。
湘南ベルマーレとのTEAMMATES事業は、昨シーズンに続き、本事業の意義にご共感をいただきました、湘南ベルマーレのオフィシャルクラブパートナーである東日本急行株式会社様にご協賛を頂き、企画・運営しております。