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昨年に引き続き、当団体が企画・運営をするTEAMMATES事業を通じて、瀬戸口長勢(せとぐちながせ)くん6歳が浦安D-Rocksの一員として入団することとなり、11月4日その入団会見が浦安D-Rocksクラブハウスにて行われました。瀬戸口長勢くんは今年4月に股関節の病気「ペルテス病」を発症し、完治するまでに長期療養を必要とします。
浦安D-Rocksでは、長勢くんが2人目の入団となり、これから2シーズンにわたり、TEAMMATESとして一緒に活動をさせていただくことになります。
長勢くんは、すっきりと整えられた長勢くんスタイルの髪型で、ご両親、妹さんとクラブハウスに到着。散髪はいつもお母さんがやってくれているそうです。股関節の病気で足に負担をかけない方がいいとのこと、おうちからクラブハウスまでは車椅子で移動してきました。初めてのクラブハウスに緊張しながらも、スタッフの案内で早速控室に入り、浦安D-Rocksの下沖正博代表取締役社長や、チームスタッフと皆さんとご挨拶をしました。そして、待ちに待ったチームの皆さんとの初対面!大きな声で名前と「よろしくお願いします」と挨拶ができ、選手たちからはグータッチの歓迎を受けました。
お昼を食べた後は、施設の案内をしていただいたり 、選手用の写真を撮影したりと大忙しです。美しい芝生のフィールドに案内された長勢くんは、これから2シーズン、この場所でチームの練習に参加することができることを想像して、わくわくした様子です。早速ラグビーボールにさわったり、フィールドを楽しそうに走り回っていました。そんな中、特に施設内のプールに興味深々です。このプールで選手たちは水の中で歩行や走ったりし、トレーニングをする場所とのこと、長勢くんはもともと泳ぎが好きとのことで、このプールに入ってトレーニングする日もあるかもしれません。
しっかりとリハーサルした後に、いよいよ入団会見の本番に臨みました。この日はテレビ含めて、新聞や地元紙の記者さんが来てくださっていました。契約書へのサインやユニフォーム贈呈後の代表質問では、チームに入って楽しみなことや、チャレンジしたいことなどの質問に、下記の通りしっかりと答えていました。
Q: ユニフォームの背番号「7」をつけた理由はなんですか?
名前の長勢(ながせ)の「な」から「7」をつけました。
Q:チームに入って楽しみなことは何ですか?
投げる練習をたくさんすることです。
Q:チームに入っての目標は何ですか?
楽しい選手になりたいです。
会見で下沖正博代表取締役社長からは、浦安D-Rocksでの活動が長勢くんの自信と勇気に繋がればと思ってくださっていること、またこのTEAMMATES活動を通じて、長勢くんと同じ環境の中にあるこどもたちに彼の姿を見てもらい、勇気や希望を感じ取って欲しいというコメントをいただきました。また、会見に同席してくださった本郷泰司選手 は、会見後の個別取材の中で、長勢くんの成長に合わせて、しっかりとパスを教えていきたいとお話いただきました。
長勢くんは、記者さんから今日初めてきたこの場所の印象を聞かれ、「楽しそうだと思った」とのこと、きっとチームの皆さんと一緒に活動に楽しく参加し、たくましく成長する姿が想像でるような入団会見となりました。
落ち着いた様子の長勢くんでしたが、入団会見が終わったとは緊張もほぐれたのか、
またフィールドに向かい、スタッフから渡されたジュニア用のラグビーボールに空気を入れてもらって、ボールを投げたり、妹さんとフィールドを大いにかけまわったりと、エネルギーが有り余っているような活発な様子を見せてくれました。練習後に通りかかった選手とさっそくパスの練習も開始して、これからの活動に期待がますます膨らみます。
今シーズンよりディヴィジョン1に昇格した浦安D-Rocksのチームの皆さんと一緒に躍進し、本人も大きく成長することでしょう。