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昨年10月より、慢性腎臓病で長期療養中の髙橋理恩(りお)ジェイコブくんはTEAMMATES事業を通じて、ジャパンラグビー リーグワンに所属するレッドハリケーンズ 大阪に入団しています。
今年10月には沖縄でのチーム合宿に理恩くんも週末だけ参加しました。理恩くんは生まれた時から腎臓の病気で入退院を繰り返し、継続的に治療・療養をしているため、今まで遠方への旅行はしたことがありませんでした。今回のラグビーの合宿は、理恩くんにとって生まれて初めての家族旅行で少し緊張感もありましたが、家族みんなで行ける貴重な機会となりました。
合宿初日は、チームメンバーと交流するアクティビティに参加しました。理恩くんは、外国籍選手と一緒にパターゴルフに挑戦!いつものように終始笑顔でしたが、時折悔しがる表情も見せ、負けず嫌いな一面も見ることができました。
合宿場所は海も近かったため、パターゴルフ後に選手から「理恩くん、一緒にバナナボードに乗ろう!」と誘われました。理恩くんは選手に誘ってもらい嬉しい反面、治療の一環で腹部に強い衝撃を与えられない制限があり、バナナボートは難しいだろうと諦めかけていました。それを聞いた選手たちが、理恩くんのためにボートはスピードを出さない形で引っ張ってもらえるようスタッフの方に頼んで下さり、理恩くんにとって人生初のバナナボートに挑戦できました!初めての体験にワクワクする気持ちと、一緒に乗ろうと声かけてくれたチームメイトの存在が嬉しすぎて、理恩くんは世界一安全なバナナボードを満面の笑みで楽しんでいました。
また夕方の自由時間には、ホテル内にあるレクリエーションプログラムに参加し、シーサーづくりも楽しみました。合宿中は理恩くんも選手と一緒に食事をし、普段以上に食べられていたとご家族も嬉しそうに話してくれました。
そして理恩くんが合宿で最も楽しみにしていたのはもちろん「ラグビーの練習」でした。アップしたり、キックしたりと選手やチームスタッフと一緒に練習に取り組みました。練習以外にも、選手が練習後に入るプールの準備を手伝いました。今回の合宿中、理恩くんが勇気を出して自ら選手に声をかけに行く姿や円陣の中に入っていく姿等、昨シーズンで見られなかった積極性も見られました。これまでの活動の積み重ねが大きな自信に繋がっており、チームの一員としての意識が高まっている様子がとても印象的でした。
今シーズンも、理恩くんは試合・練習にも参加し、チームと一緒に活動して参ります。今後も高橋理恩ジェイコブくんへの応援、どうぞ宜しくお願い致します。