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昨年9月に当事業TEAMMATESを通じて、Jリーグクラブ「モンテディオ山形」に入団した、骨のがんの一つ「ユーイング肉腫」で長期療養中の富樫陽向選手が、今シーズン最終ホーム戦の12月13日 をもって、チームメイツ活動を修了しました。
1年3ヶ月間、チームの一員として練習・試合等のチーム活動に参加したり、新型コロナウイルス感染拡大期にはオンラインでチームメイツと交流したりと合計17回のチーム活動に参加をしました。
活動最終日では、実際のピッチで陽向選手がドリブルシュートを決める、夢の試合「HINATA SPECIAL MATCH」が試合終了後に行われました。
スペシャルマッチはセンターサークルから始まり、陽向選手は今自分が出せる全力をだし、ドリブルで駆け抜けました。最後は厳しいディフェンスにあいながらも、見事にシュートを決めました!
シュートを決めた後、サポーターの皆様の前でヒーローインタビューも行われ、陽向選手は最も印象的な活動として「ドリブルシュート」と答えていました。
セレモニーの最後にはチームから、陽向選手へチームでの活動と功績を讃え、全選手のサインボールが贈呈されました。スペシャルマッチの間は緊張していた陽向選手ですが、スペシャルマッチとチーム活動をやりきった陽向選手の顔には満面の笑みがありました。
セレモニー後の取材では、「ドリブルはうまくできなかったけど、ゴールが決められてよかったです」と自分自身の試合を振り返っていました。また陽向選手は、「もっとドリブルを上手くなりたい、シュートをもっと上手くなりたい、もっとサッカーをしたい」と既に新しい目標が見つけ、モンテディオ山形のTEAMMATES活動経験が次の自分の可能性を切り開く力、病気と今後も前向きに向き合う大きな力になっています。
試合前には、HINATAブースも設置され、陽向選手のオリジナルグッズとして、限定50枚のチャリティマスクの販売を行いました。販売開始の30分以上も前から、並んで下さったサポーターの方々がいたり、ブースで陽向選手に応援の言葉を声かけてくださるサポーターがいたりと、当活動を通じて陽向選手を支える人が多く存在し、本人の大きなモチベーションになっていました。
多くのサポーターの皆様のおかげで、限定50枚のチャリティマスクの完売、活動をまとめたHINATA REPORT500枚の配布、そして6701円の応援募金をいただきました。制作費を除いたチャリティマスクの売り上げ、及び皆様から頂いた募金は、富樫陽向選手同様、新しいスポーツチーム、また新しい長期療養のお子さんの入団を実現する活動費として活用させていただきます。
改めまして、モンテディオ山形でのTEAMMATES活動にご協賛をいただいた「特定非営利活動法人山形県自動車公益センター」様に御礼を申し上げます。またモンテディオ山形の選手、チームスタッフ、関係者の皆様、多くのサポーターの皆様、温かい応援を多くいただき、富樫陽向選手に最高のこども時代「青春」を実現してくださりましたこと、心より感謝致します。