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2020年8月8日、8月9日の2日間、慶應義塾体育会野球部に入団している石岡直歩(いしおか なおむ)くん、田村勇志(たむらゆうじ)くんが練習に参加しました。直歩くんは2020年8月4日に、勇志くんは2019年2月9日に、Being ALIVE Japanが企画運営する「スポーツチームの入団を通じた長期療養児の自立支援・コミュニティ創出事業「TEAMMATES」を通じて、慶應義塾体育会野球部に入団しました。今日の練習は、直歩くんにとって初めての練習、そして勇志くんにとっては約1年ぶりの参加となりました。
練習冒頭では二人とも、選手やチームスタッフの前で「宜しくお願いします!」と挨拶をして、練習が始まりました。練習ではピッチャーの投げ方について杉原寛哉選手を中心にレクチャーして頂きました。最初は遠くまで投げられなかった直歩くんですが、練習最後には綺麗なフォームで投げられるようになり、とても喜んでいました。
また、勇志くんは久々の練習参加で、座りながらの練習であったため、以前のように投げられるか不安があった中、野球部のメンバーが近い距離からキャッチボールをはじめ、徐々に距離をとり、最終的には以前と同じ距離でキャッチボールができ、満面の笑みだった様子が印象的でした。
またTEAMMATES同士も交流する場面も多々あり、直歩くんが勇志くんからボールの握り方を教わる機会もあり、勇志くんの先輩としての一面も見られ、終始和やかなムードでした。
直歩くんは今回の入団をきっかけに、「外でキャッチボールしたい」と運動への意欲を見せるようになったことや野球を知ったことでグローブを買ったり、野球のルールを覚えたり、毎日が新しい発見の連続だとご家族が話してくださりました。
当初、「野球部って100人以上もいるの!!?」と活動に緊張していた直歩くんでしたが、今では選手と会うと、選手図鑑にチェックを入れて、着実に選手の名前を覚えることを楽しんでもいます。
練習後には、野球のルールを教えてもらいました。直歩くんは「明日までに覚えるぞ!」と意気込みながら必死にメモを取っていました。ポジション当てクイズでは、なかなか苦戦していましたが、勇志くんからヒントをもらい、二人とも楽しんでいました。
今日の感想を2人に聞くと、直歩くんは「キャッチボール、最高に楽しかった!」と、勇志くんは「こんなに投げられるとは自分でも思っていなかった!」と満足そうに話してくれました。初日の練習後、明日の練習も2人揃って練習をすることを伝えると、「やったー」と同じTEAMMATESと野球できることを喜び、より一層活動の楽しみに繋がりました。
直歩くんも、勇志くんも、今後シーズン終盤までチームのサポートを行いながら、チームの勝利に向けて仲間と一丸となって、活動に取り組んでいきます。今後とも、ご声援のほど宜しくお願い致します。