長期療養児, Being ALIVE Japan, 小児慢性疾患

　今年4月2日に日本財団パラアリーナ（東京都）で、長期治療中のこどもとそのきょうだい向けのスポーツイベント「TEAMMATESスポーツ祭2024 SPRING」を開催しました。

　当活動では、競技の枠を超えて、アスリートやスポーツチームに協力いただき、退院後も長期的に治療や療養を必要とするこどもたちやそのきょうだいに対して、多様なスポーツ体験を提供しています。

　当活動では、競技の枠を超えて、アスリートやスポーツチームに協力いただき、退院後も長期的に治療や療養を必要とするこどもたちやそのきょうだいに対して、多様なスポーツ体験を提供します。スポーツでの「チーム体験」を通じて、地域で長期療養生活を送るこどもたちと、そのご家族同士をつなげ、「仲間」をつくることを目的としています。

　このようにスポーツを活用して、病気のあるこどもたち同士の交流を図る事業や支援は、国内でも数少ない取り組みです。本イベントは2019年に初めて開催し、その後新型コロナウイルスの感染流行もあり、活動の延期が続いていましたが昨年春に活動を再開することができまました。今後は、大学とも連携することで、今回のスポーツ祭と同様に病気のあるこどもたち同士が、スポーツ体験を通じて、地域の中で交流できる機会をより多く創出していくことを目指しています。

　2015年4月に団体を設立、2016年に特定非営利法人化、2022年6月に認定NPO法人として東京都より認定。
　治療をしながらも最高のこども時代「青春」の実現を活動ミッションに、アスリートやスポーツチームをはじめ、企業や大学と連携し、難病や慢性疾患等の長期治療・療養を必要とするこどもの自立支援、及びこどもたちとご家族を支え応援する存在「TEAMMATES」を地域社会に増やす活動をしています。現在までに入院中のこども向けのスポーツ活動の提供をはじめ、スポーツチームへの入団事業やスポーツキャンプの開催等、病院・地域の中で長期療養児のスポーツ活動の企画をしています。活動を通じて、退院・復学支援、並びに病気とともにいきていく力と仲間づくりを支援しています。そして病気を治す医療TEAMがいるように、どの子にも「仲間との青春」をつくるTEAMがいる治療生活の実現を目指し、活動をしています。